小学校高学年の漢字が難しくて覚えられないワケ

高学年になると漢字苦手になる子が多いのはなぜでしょう?

小学三年生までの漢字は、幼児でも十分に覚えることができます。

身近で、一文字で意味のわかる漢字が多いからです。

ところが、四年生を区切りとして、漢字の難しさがグンとあがります。

 

ちょっと、漢字の表を 比べてみましょう。

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黄色が 二年生で習う漢字。

右のピンクが三年生で習う漢字です。

ふむふむ・・・

姉  冬  食べる  体  多い

服 登る 負ける 島 待つ 葉

一文字で理解できる身近な日常語ですね!

1~2年生は名詞になる言葉が多いですが、3年生はおくりがなが必要な動詞や形容詞になる漢字も増えています。

 

さて次は高学年。

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左の紫が四年生。

右のグリーンが五年生です。

画数の多い漢字が増えますね。

 

しかし、高学年の漢字が難しく感じるのは次のような理由があります。

  • 熟語で使う漢字
  • 意味が概念的になり、理解力が必要な漢字
  • 書き言葉で使う漢字

 

この三つの要素が、高学年の漢字を難しくしているんです!

対策は

  1. 低学年の漢字を できるだけ早くしっかりと定着させること
  2. 文章を読むことに抵抗をなくすこと
  3. 読書に親しむこと

 

これらが本当に大切です!

漢字の力がある子は、各教科の理解力があるため、学力が高い水準で維持できます。

小学三年生までの漢字は、幼児でも十分に覚えることができます。

漢字の読み方を 漢字の寺子屋で一緒に勉強しましょう!