本が好きじゃないこどものタイプ

Q:漢字が読めるようになると本好きになりますか?!
A:はい、そうですね。読むことが苦じゃないので、本の魅力に早くに気が付く子が多いです。これは嬉しいですよね。
でも、そうじゃない子ももちろんいます。今日はそんなお話を・・・

絵本を読む子ども

漢字が読めるようになってくると、その後が、幾つかのタイプに分かれます。

  • 文章に 興味をもって、本が好きになるタイプ
  • 漢字を情報と捉えて、さらにいろんな情報に敏感になるタイプ
  • 辞書やことわざなどに興味を持つタイプ

この3つが 多いでしょうか・・・。

 

最初の、本好きになるタイプは、だいたいお母様の願う方向と一致するのでお母様もニコニコです(笑

 

次の 情報に敏感になるタイプ、こちらはさほど本に興味を持たないこともあります。
実用的で現実的なものに興味を持つタイプの子です。
新聞のチラシだったり、取扱い説明書などのほうが本より魅力的に感じるようです。

 

講座でそんなアドバイスをしたところ、
「電車が大好きな息子が、大人の鉄道雑誌や『るるぶ』などの観光ガイドブックを
読みだしました~!」とお母様から報告いただきました。

 

鉄道の名前、駅の名前、名産品など
5歳にしてすっごく物知り博士になってます!

 

「じゃあ、外国のガイドブックも見せてあげたら?」と
お勧めしましたら、
「え?行く予定がなくてもですか?」って驚かれたんですが、関係ないですよね ^_^
その子にとっては、楽しい「読み物」にすぎませんから。
それで、いいのです。
物語が好きじゃなくても 全然かまわないじゃないですか?

 

辞書やことわざに興味を持つタイプの子も、「読書」に興味を持たないことがあります。
でもテレビで難しい漢字が出てきたときや、ことわざが出てくると、ピピッ!と反応します。
こういう子はそもそも自分の関心の外のことは興味を持たないたちなので、辞書やことわざがフックとなって、人の話を聞くきっかけになったり、新しい知識に出会ったりするチャンスになるでしょう。

漢字の寺子屋では 教科書で一斉に授業をするのではなく、遊びの中で漢字が読めるようになってきますから、子ども達の学びの成長もそれぞれです。
それでいいのです。
子ども達が「面白い!」と思えるツボはそれぞれ違って個性的です。工作も歌もゲームもやります。いろいろな遊びで子ども達のツボに刺激が与えられたらいいな~と思っています。