中学入学までにやっておく!最優先事項はコレ
漢字の寺子屋代表りく先生です。
小学6年生のお子さんは、あと半年で中学生ですね。
定期テストがあり、高校受験なども視野に入ってくる中学入学。
漠然とした不安を持たれている保護者の方も多いようです。
そこで今日は中学入学前までにやっておいてほしい学習についてお話したいと思います。
どの教科でも役に立つことで、
この基本がなければ学び続けること自体が難しい、
それほど大切なことですが、とてもシンプルです。
小学校のうちに漢字の総復習を!
学習の基礎、漢字の力が必ず必要になる中学生
中学では、小学校と格段に文章量が多くなり、扱われる語彙も2段階くらいレベルアップすると考えてください。
どのくらいの言葉や熟語が使われているか、知っておきましょう。
見えにくいですが、こちらは「家庭科」の教科書です。
こちらは社会科「日本史」の教科書です。
そして、「数学」の教科書。
保護者のみなさんの時代より、カラーページが多く、イラストも多い印象の教科書ですが
内容は充実しており、しっかりと理解して身につけていくことは簡単ではありません。
教科書に書いてある文章を理解するには、漢字力が不可欠だということがお分かりいただけるでしょう。
また、先生の話を理解するにも漢字力が必須です。
語彙力が多く、話し言葉の中にもたくさんの熟語が当たり前のように入っているのが中学の授業です。
60%しか先生の話が理解できないならば、それば漢字の力が弱いことと関係があるはずです。
漢字の力は国語のためではなく全教科のため
漢字力がない子は、あっという間に勉強についていけなくなります。
6年生までの漢字をしっかり身につけることが、中学校での学習をスムーズにする大切なポイントです。
教科書だけではありません。
学習内容をまとめたノート提出が必ず求められます。
- 正しいキーワード
- 正しい漢字
- 中学生らしい語彙力
これらを使いこなさなければなりません。
酸素ができる
>> 酸素が発生する
鉄 + いおう→りゅうか鉄
>> 鉄+ 硫黄 → 硫化鉄
漢字を、熟語を、つかいこなせてこそ中学レベルなのです。
小学校の漢字 総復習を始めましょう
1年生の簡単な漢字からスタートして、6年生まで一気に確認します。
何年生のあたりで未習得の漢字が多くなるかがわかれば、そこから学習を始めましょう。
<漢検>
各級の過去問題があります。低学年の級から始めましょう。
http://www.kanken.or.jp/kanken/outline/degree/example.html
10級・・・1年生程度
9級・・・2年生程度
8級・・・3年生程度
7級・・・4年生程度
6級・・・5年生程度
5級・・・6年生程度
正答率が70%以下になる学年から、漢字の復習をしましょう。
市販のドリルでも、下記のようなダウンロード教材でもかまいません。
1年生漢字テスト http://happylilac.net/sy-ko1test.html
2年生漢字テスト http://happylilac.net/sy-k2test.html
3年生漢字テスト http://happylilac.net/sy-k3test.html
4年生漢字テスト http://happylilac.net/sy-k4test.html
5年生漢字テスト http://happylilac.net/sy-k5test.html
6年生漢字テスト http://happylilac.net/sy-k6test.html
何教科も塾に通ったりせずとも、手軽で効果のあるのが漢字学習です。
しかも全教科対応!
地味な学習ですが、親子で同じようにやってみるなど、楽しく取り組んでいただけたらと思います。
漢字が嫌いになる前にやっておきたいこと
このように小学6年間の漢字学習はそのまま中学の学習につながることがお分かりいただけたと思います。
つまり、漢字嫌いにさせないことが何よりのコツ!
漢字学習はスタートが大事です。
園児から1年生の漢字がまだ簡単なうちに、漢字の基礎力を楽しく身につけてしまいましょう!