【子供の失敗が許せない母親でした】子供の失敗は育児の失敗ではないという区別
実は「子供の失敗が許せない」タイプだったりく先生。
一体どうして「理解ある、おおらか母さん」に変身したのでしょうか?!
漢字の寺子屋の大事にしていることの一つに
「自分で決めて自分で行動する」というのがあります。
自分で決めて自分で行動すると、失敗することもありますが、
その結果も自分で引き受けて、成長することができるからです。
りく先生の失敗育児
子育てにおいては「親が決めて子どもに行動させる」ことが多くなりがちです。
私もそうでした。なにもかも私が決めていました。
『子どもは正しい判断ができないから』当然だと思っていたのですが、あるとき気がついたのです。
うちの子、自分で何も考えなくなっている・・・・!と。
((+_+))このままではマズイ・・・(普段の会話は下記の通り)
ママー、どうしたらいい?
ママー、やって。
ママー、わかんない。
前にも言ったじゃない!これをこうするんでしょ!
どうしてちゃんとしないの。
こうするのがあたりまえでしょ!
ほら、また失敗。やると思ったわ。
大変でした・・・。負のスパイラルが、ぐるぐるですよ。
表情が乏しく、感情を表しにくくなった娘。
大声で怒ってもなにも伝わらず、虚無感だけが残ります。
とっとと大きくなってほしかった。
昨日できたことが今日できないなんて許せなかったほどにキツイ育児をしていたんです。
でも
これじゃだめだ~~!!!!と、
育児を立て直しました。
こどもの失敗は育児の失敗ではない、という区別
まず、区別 です。これはママイキ講座で教わりました。
私は子供の失敗と自分の育児の自信の無さをごちゃまぜにしていたから苦しかったんです。
トイレを失敗したり、ご飯をこぼしたり、服を汚したりしても、
それは、私の育児の失敗を物語るものではない!!!と
呪文のように唱えていました。
そうして私は母親としての不出来を責められているような気分からなんとか抜け出すことができ、
やっと子どもの失敗を受け入れられるようになりました。
子供は熱をだすもので、子供は失敗をするものだ。
それは、私の育児の失敗を物語るものではない!!!
あたりまえのようなことですが、受け入れるのに時間がかかりました。
今、もしご自身の子育てでキツイ親子関係に悩まれているなら、ちょっとこの呪文を唱えてみてくださいね。
失敗は必要な「履修単位」だと思えばいい!
それまで成功の経験値のみに執着していましたが、意識して小さな失敗の経験値を積んでいきます。
失敗してもよければ、自分で考えて行動させるようにしました。
自分で考えさせて、決めること。
始めはとまどい、不安そうな娘でしたが、だんだんと自分で決めて行動することができるようになりました。
私も受けとめるのが上手になってきました。
失敗も成功と同じように必要で大切な経験値なんですね。
子供が失敗ばかりしていると、うんざりしますし、自分の母親としての自信もなくなっていた私ですが
失敗は悪いことばかりではなかったのです!
- 子供の失敗は、親としての育児の失敗ではない
- 子供の失敗は、成長に必要な履修単位
ここでのポイントは、声掛け。
「単位習得できたね! お宝失敗だね!
そう考えたのか! 次はどうしようか。」
など失敗をネガティブに捉えないコミュニケーションです。
さらに私は自分自身の失敗についても構えずに受け止められるようになりました。
失敗をうまく活用することで、親子関係まで良好になりますよ!