ゲームのやりたい放題を叱ることなく自制させる方法
漢字の寺子屋に来る幼児さんも、お誕生日やクリスマスプレゼントには電子ゲーム機をもらっているのでしょうか。
「ゲームは宿題が終わってから30分だけのルールですが、守れなくて毎日叱ってるんです」
そんな話もよく聞きます。
夢中になっちゃう、面白すぎるゲーム。30分の口約束をするのは簡単ですが、実際、やりたい欲求を自制するのはとても難しいことですよね~。
スマホでもゲーム機でも、「自分の物」になったとたん「自分の好きにコントロールしていいでしょ!」と思うのが人間です。
では、どうしたら・・・?
ゲーム貸出銀行方式を取り入れる
ゲーム機をお子さまに買い与えて、ルールを決め、ルールが守れないと、取り上げたり、怒ったママがぶっ壊しちゃったり!
これを「お巡りさん方式」と呼びましょう。交通違反を取り締まられるのに似ていますね。
実は我が家で実践した画期的なアイデアがあります!
「ゲーム貸出銀行方式」です。
買い与えずに、親のものとして購入し、子どもに貸し出す方式です。
「ゲーム機は買ってあげません。でもママのを貸してあげるね。だから丁寧に使って、ちゃんと返してね。もちろんルールを守るのよ。」
ルールを破れば次に貸してもらえないかもしれませんから、子どもは自制します。
ゲーム機の貸し出しは「信用」とトレードです。ルールを守ることが次の貸し出しにつながります。銀行のようですね(笑)
また、叱る必要もなく「時間なので返却してくださ~い」といえば良いのです。
所有権は子どもではなく親にある
親子で大喧嘩して、ゲーム機をぶっ壊しちゃうママもいるそうですが、子どもの玩具だと思っているから腹が立つのです。
ママの大事なもの(実際お高いもの)ですから、可愛いポーチに入れて大事に収納しましょう☆所有権はママにあることがポイントです。
貸し出し制にすることで、子どもは「信用を担保に自由を得る」ことを経験できます。これは不自由なことではなく、ルールを守り、親からの信頼を得る心地よさでもあります。
自制し、自分でめりはりをつけることができるようになればきっとゲームも勉強もしっかり楽しむことができる子になります。
ぜひ、「ゲーム貸出銀行方式」をお試しくださいね!
漢字の寺子屋はアナログなお教室なので電子ゲームは取り入れていません。その代わりボードゲームをおすすめしています。
誰かと一緒にやるボードゲームは自制心や思いやりの心が育まれます。
電子ゲームを楽しむときも「30分の間はノー・モラルでOK」なわけではなく、自制心や思いやりの心を忘れない遊び方をさせるべきです。