【本】「ルポ無料塾」おおたとしまさ
教育格差、というのは
私がずっと気になっているテーマなので読んでみた。
漢字の寺子屋をやっているのも
教育格差を少しでも無くせるんじゃないかと思っているから。
学校に行ってから、学校の勉強で差がつく前に
読める、
という意識を持つことが
子供の学習意欲や
習熟度に関わってくる気がして。
学校の勉強が 嫌いでもいい。
でも、読めたら何とかなる。
読める子は何とかなる。
読む気がある子は何とかなる。
逆に
読めない子がとにかく心配。
読めないことで引き起こされる負の連鎖が
ヤバい(←あえて語彙貧困)。
読めない子は 人の話が分からないし
学校の勉強も分からない。
将来、大学に行かなくても
専門学校やスポーツなどの分野に進むとしても
読めなくていい世界は
ほとんどないのよ。
私は教育業界にいるけれど
受験してよい学校に行く育ち方と、
自分に合った他の道に行くことに
差をつけないでほしいと
常々思う。
どっちも なかなか良くて、
どっちもそれぞれにしんどさがある。
どんな育ち方でも進路でもいいが
最低限、「読める子」であることは
思いのほか大切。
ここを小さく見ないでほしい。
#漢字の寺子屋
#漢字読よむよむカード